いい電源ユニットがほしい Antec CP-850

(3/11 電源ユニットの写真を追加して更新)

 PCケースに続いて、最重要な電源ユニット。もっとも壁コンやそこからのケーブル、タップが一番重要ではあるが、今回はパスということで...
 ここ最近のトレンドは効率のよさが重要な指標になっているようだ。80とかGOLDとかがある。高効率というのは省エネだけではなく、それを実現するために各種抵抗を抑える努力を、広範囲に行う必要があるため、例えばファンなどは振動の低下につながり、基板からの熱発生も抑えられるなど、メリットはいっぱいあるだろう。
 はじめはケースとは別に選定をしていたのだが(ちなみにそれはSeasonic電源であったが)、ケースがP183に決まった段階で、同じくAntecのケース専用電源ユニットのCP-850にした。これは通常の電源ユニットの規格外であり、ひとまわりでかい。規格では長さは14cmだが、これは20cmもある。幅は2割、高さは4割大きい。
 通常の電源ユニットのファンが垂直方向から基板に風を当てる(ざるを得ない)のに対して、前面に取り付けられた12cmファンが水平方向から基板に風を送る自然なストレートエアフローを実現している。写真右上のまるの部分は、上部空間とケーブルを通すための穴で、ケース底部は写真右にわずかにみえるハードディスクと電源が一列に並ぶ、独立した空間となっている。
 大きさゆえに基板も密集しておらず、パーツは底面と天面に張り付けられ、中央の空間はぽっぱり開いた構造で、気持ちよく熱は奪われエアフローされるだろう。
 ケースを軽く叩くと、こつこつともいい音がする。重さは3kgでやっぱりいまいち軽いが、これでケースをあわせて17kg。う~んやっぱりもっとほしいな。