オーディオ用USBケーブルで1年ぶりにアップグレード

 ほぼ満足できる構成になったので、1年以上システムのアップグレードはしなかった。しかし先月、会社の同僚から雑誌に付属していたオーディオ用USBケーブルを試してみない?と渡されたのがはじまりだった。
 正直あんまり期待を持たずに借りたのだが、予想以上にそれは”よかった”。どこがどうよかったのかは、まだ書けるまでまとまっていないが、それは、その雑誌をすぐに注文したほとだった。

 さてケーブルの長さは20cmと短い。短いのはいいことだが、多くのシステムでは不便ではないだろうか。しかしわたしのシステムでは奇跡的に”ぴったし”収まった。
 それは机の向こう側に置いたラックに、デスクトップPCが底上げされて置かれ、かつ背面を背にして設置してあったのである。つまり手を伸ばして届くところに、PCのUSB端子が見えているのである。
 写真はPC正面から撮影したもの。ちなみオーディオに使用しているPCは左側で、右側はDTM用。これら2台のPCの向こう側に机が設置されている。

 PC背面に、マザー付属のUSB端子群とは独立して出ているNEC製USBインターフェイスが、ちょうど机の高さにありケーブルの20cmの長さはまさにぴったしであった。一方、Babyfaceの背面につながれたケーブルにとっては、その狭さはちときつい。

 さて雑誌の設置例をみておもったのだが、ノートPCに接続している。しかも側面である。ほかの記事をみても、専門家が使っているのはたいていノートPCのようである。
 ノートPCを分解すればわかるが、USB端子までの内部のケーブルはとっても細い、今にも切れそうなものである。そして集積率が高いノートPCならでは、内部の電磁波の嵐、振動の中をぬって配線されている。ケーブルやノートPCまでの電源に何万または何十万も投じるシステムにおいて、ノートPCを使うのは非常にアンバランスにおもえてしまう。
 デスクトップPCでも前面のUSB端子の使用はオーディオシステムでは避けたい。せっかくシステムを楽しんでつくるのなら、背面のマザー直結のUSB端子か、PCIカードで独立させたUSB端子につなげたい。まだないとおもうが、オーディオ専用の、シールドでPCIカードが覆われたUSB端子カードがあってもいいとおもう。